「第1回電力需要予測コンテスト」でプレゼン賞を受賞!!
当社CTO 宇田渉が、東京電力グループによる「第1回電力需要予測コンテスト」でプレゼン賞を受賞しました!!
現在の電力需要予測は東京電力グループの長年のノウハウを生かしたものですが、今日のデータサイエンス・予測技術の進歩を鑑み、既存の手法に甘んじることなく、積極的に新しい技術を取り入れる機会が必要と考えられ、今回のコンテストは開催されました。
宇田とつくば開発センターのエンジニア陣は、別の研究開発案件でAIを用いた3D画像の解析業務を数年前から続けており、書棚にはディープランニング・機械学習・Python等の図書が続々と増え、関連論文等を含めた文献調査も積極的に進めてきました。今回のコンテストでは、これまで培ったAIの知見を活かし、開発者が互いに意見を出し合い、試行錯誤を重ね、その結果として今回の受賞につながりました。
今回のコンテストでは、宇田はこれまでの経験を基にAIの特性をうまく利用し成果を出そうと考えました。AIの陥りやすい過学習を避けつつ精度を上げるにはどうすればいいか? 現実の電力需給に関する前提知識を持たない状況から需給要因を探り、安定した予測を実現。天気予報が大きく外れた日に他の参加者がスコアを大きく落とす中、当社が実装したAIは安定した成果を出すことができました。
審査員からの講評
「需要を左右する要因毎に問題を分解するというコンセプトが興味深い。シンプルで 魅力的な手法である。社会活動に関する指標等を取り入れている点で、独創的であった。」
当社CTO 宇田渉のコメント
「こだわりの一つは、”シンプル”であること。複雑な手法を組み合わせて、特定の時期だけに最適なAIを作ればもっと正確な予想ができたかもしれません。しかし、それでは何かが違うと考えました。シンプルな構造でありながらも様々な変動要因に対応できるAIを作りたい!この気持ちがこもったAIができたことが受賞につながったと感じております。」
参考URL
募集内容
https://cuusoo.com/projects/50136
審査結果