コーポレートサイト開発+メールソリューション導入を全面支援

東芳紙業株式会社代表:境 和彦 氏

レスポンスの早さと提案力に惹かれ、発注しました。

「豊かな表現、元気な活動のために」という理念を掲げ、「本の街」として知られる千代田区神田で和洋紙の卸業を営む東芳紙業。1959年創業という老舗企業ですが、実は2014年まで自社のコーポレートサイトがありませんでした。しかし今の時代、新規顧客を開拓するにあたってコーポレートサイトがないのは不便なものです。そこで代表の境さんが「2015年には自社で初めてのコーポレートサイトを作ろう」と決定。東京中小企業家同友会で親交を深めていた、ユーワークス代表の吉本にコーポレートサイト制作の相談を持ち掛けたのが2015年2月末のことでした。「何しろホームページ制作は当社としても初めてのことで、社長である私自身、Webについての専門知識はほとんどゼロ。その点、吉本さんがWebサイト制作の流れや考え方といったことをわかりやすくレクチャーしてくださったのは本当に助かりました」と境さんは当時を振り返ります。「他のWeb制作会社にも見積もりは依頼していたのですが、ユーワークスのレスポンスの早さと提案力がやはり圧倒的でしたね。それに比べると他社のスピード感は遅く、自然にユーワークスに発注することになりました」。

的確な提案のおかげで、スムーズかつ楽しくサイト作りは進みました。

「吉本さんに依頼してよかったと思うのは、とにかくフットワークが軽くて積極的に提案していただけたこと。わからないことがあれば丁寧に答えていただけましたし、私が伝えた希望に対してもプロとしてベストな提案で応えていただけました。たとえばサイトのメインビジュアルについては『当社のイメージが伝わるもの』という漠然としたオーダーを出してしまったのですが、吉本さんから上がってきたのは『開いた本のページの上でペーパークラフトの子供たちが遊んでいる』という素敵なもの。紙を通じて表現の自由を支えてきた当社の『豊かな表現、元気な活動のために』という理念を見事に表していて、すぐに気に入ってしまいました」そんな風にサイト制作を振り返る境さん。初めてのことばかりでしたが、ほとんど戸惑うこともなかったと言います。「サイトに掲載する文章は当社で作成したのですが、吉本さんに『○月○日までにこの文章を用意してくださいね』と明確にスケジュールを示していただけたので進捗は最後までとてもスムーズでした。社員たちと一緒に、どんなサイトに仕上がるんだろうと楽しみにしていましたね」。

業務に即した便利なメールソリューションも、驚くほど安く完成!

境さんがホームページ制作と同時にユーワークスへ依頼していたのが、メールソリューションの導入でした。「従来当社では『メールアドレスがひとつしかなく、それを受信できるパソコンも1台しかない。メールを受信したら、近くにいる人が見に行き対応する』という体制でした。その席でしかメールを送受信できないので対応が遅くなるという課題を解決したかったのですが、もし全員に別々のメールアドレスを割り振り各自で対応をすると、大事なメールを誰かが見落とすというリスクも考えられるわけです」そんな風に悩んでいた境さんに吉本が提案したのは、サイボウズ社のメールソリューションである「メールワイズ」。Web上でメール送受信ができるシステムです。「吉本さんは当社の業務フローを理解した上で、『メールアドレスは、仕入れ業務用と販売業務用の2つに絞った方が効率的だと思います』と提案してくださいました。この2アドレスのメールを全社員が自分のパソコンから見ることができ、しかもメールへの対応状況などのコメントをメールに貼り付けて表示できるので仕事の見落としも防げる。さらに、1アドレスあたり月額500円しかかからないサービスなので、ランニングコストもすごく安いんですよ」。

最適化されたランニングコストと、素人でも使いやすいシステムに満足しています。

東芳紙業の自社コーポレートサイトのオープンと、新メールソリューションの稼働は共に2015年11月。リリース後の感想について、境さんはこのように語ってくれました。「まずコーポレートサイトですが、パソコン・スマートフォンの両方で見やすく使いやすい、いいサイトになったと思います。そして今回はユーワークスのコーポレートサイトと同じ『スグスルCMS』というCMSを使ってサイトを構築したのですが、これが私たちのような素人でも簡単に更新できる優れもの。ブログすら書いたことがない私でさえ、文章も画像も簡単に変更できるんです。メールソリューションも快適に使えていますよ。今までのメール環境ではリアルタイムでの対応が難しかったのですが、今後はメールでより素早いレスポンスができ、お客様にも喜んでいただけると思いますね。今回の案件を通して強く印象に残っているのは、吉本さんが徹底して運用のしやすさやランニングコストを意識した提案をしてくださったこと。たとえばWebサイトのサーバ料金も月額わずか500円。サイトの制作費についても、無駄を省いて本当に必要な機能だけを提案していただきました。自社の売上以上に本気で顧客のメリットを考える、誠実な仕事をしてもらったと感じています」。

 

取材を終えて、感じた事

終始おだやかな笑顔でプロジェクトについて語ってくださった境さん。伝統ある東芳紙業を守りつつも、時代のニーズに応えるため変化を恐れず積極的に新たなシステムを導入しようとチャレンジする姿勢に、心を打たれる取材でした。「今後もWebを使った集客など、ITを活用した試みは続けていきたい」と話す境さんとユーワークスのつながりは、これからも続いていくことでしょう。


(文責:櫻木 裕人)