’21卒内定者をご紹介!!(2)[2020/11/10]

2021年4月、ユーワークスに二人の新入社員が入社することになりました。彼らがどのような学生時代を過ごし、どのような方針で就職活動を展開し、そしてなぜユーワークスを選ぶに至ったのか、インタビューを通して本音を語ってもらいました。10月の前編に引き続き、後編の今回は大学院で微生物学を研究する【黒木 元大】さんが登場。「地元で安心して働ける環境」と「スペシャリストとして技術を追求できる仕事」を求めていたという黒木さんの、ユーワークスへの想いとはいかなるものでしょうか。

 

微生物の奥深さに惹きつけられ、バイオレメディエーションを研究

――大学・大学院での研究内容を教えてください。

学部生時代には農学部に在籍していました。農学部というと農作物に関する研究をしているというイメージがあるかもしれませんが、実は植物学、化学、物理学、生物学、さらには景観美術学まで、非常に幅広い領域にわたる学問です。その中でも私が特に惹かれ、研究対象に選んだのが微生物学で、バイオレメディエーションという技術を専門に研究しています。

――バイオレメディエーションとはどういう技術なのですか?

微生物を用い、有害物質で汚染された自然環境を元に戻す(酵素により有害物質を分解する)という技術です。たとえば最近では豊洲の地下水がベンゼンで汚染されていたことが問題となっていましたよね。こうした有害な化学物質を分解するためには、薬剤を使うなどいくつか方法があるのですが、微生物を使用すれば低コストで成果を出せるというメリットがあります。そのため近年、この分野の研究は活発に行われています。ちなみに私が大学の卒論で取り上げたのは、カルバゾールという有害物質を分解する菌の酵素の働きに関する研究でした。現在もこのテーマに沿った研究を大学院で行っています。

 

就職活動では「働きやすさ」を軸に、多様な業界、企業を検討

――就職活動はどのような方針で行っていましたか?

業界を絞り込まず、たくさんの企業を見ながら自分に適した環境を探していました。同じ農学部の人たちは食品系の企業に就職する人が多かったので、最初は私も食品メーカーなどを調べていたのですが、考えてみると自分は別に食品を作ることに興味があるわけではない(笑)。また、大企業の研究職は転勤が多いと知り、「実家のある首都圏で長く働ける会社を探そう」と決めました。その後も機械系、情報系の大企業を中心に検討しましたが、残業が多い会社や、入社後充分に専門性を磨ける環境がない会社が多いと感じ、やがて中小企業も含めて検討する方針に変わっていきました。そんなとき、PaizaというIT分野に特化した就活サイトを通じてユーワークスからスカウトメールが届き、面談を受けることになりました。

 

働きやすさと、専門性の高い仕事内容が入社の決め手に

――ユーワークスのどのような点に興味を持ちましたか?

まずは最初のオンライン面談で、良い印象を受けましたね。そのときはちょうど新型コロナウイルスの流行期で、代表の吉本さんはご自宅のパソコンを使って面談に対応されていました。つまり、社長自らがリモートワークを取り入れていたということです。私が見た他の企業の中には、社員が会社に出社してオンライン面談に対応している会社もありました。それと比べて、ユーワークスは社員の安全や健康を配慮し、積極的に働き方を改善している会社だと感じました。

――面談、面接を経て、どのような点が入社の決め手となりましたか?

最も大きい理由は、働きやすい環境が整っているということです。残業がほぼないということと、転勤がなく実家に近い都内でずっと働けるという二点が決め手となりました。唯一少し不安だったのは、中小企業だけに経営は安定しているのかということでしたが、調査会社等のデータベースで業績等を確認すると堅調に成長していることがわかりましたし、取引先も堅実な企業、大学等がそろっていて安心できそうでした。

――社員と話した印象はいかがでしたか?

社長の吉本さんの率直な話し方に、信頼できる人だと感じました。印象に残っているのは、一回目の面談のときに初任給の話をしてくれたこと。基本給はもちろん諸手当、決算賞与等を含めた1年目に支払われる給与を丁寧に説明してもらいました。就職において給与は重要な要素ですが、学生からはなかなか聞きにくいもの。これほど率直に情報を提示してくれた企業は他になく、とても誠実な対応だと感じました。さらに、CTOの宇田さんとの面談の際に、機械学習をはじめ先端技術に関して熱く語っていただいたことも良い刺激になりました。

 

先端技術に精通したエキスパートを目指したい

――入社後、どのように活躍してみたいか、抱負を聞かせてください。

私は情報系学部の出身ではないので、まずはシステム開発のスキルをしっかり身に付けて皆さんに追いつきたいと考えています。理想とするエンジニア像は、「技術のことはこの人に聞けば何でもわかる」と信頼されるような、スペシャリスト型のエンジニア。大学の研究室には、学識の深さにおいて誰からも一目置かれるドクターがいるのですが、ITの世界においてそういう存在になるのが目標です。年次を重ねても、あくまで一技術者として開発現場から離れることなく、より良いシステムを探究し続けていきたいです。